地元民提供ネタを元に普段使いのお店やここぞという時の御用達をご紹介するひだみんのオススメコーナー！ 今回タレコミを頂いた「ちとせの肉玉」はまさに地元民たちのソウルフード。中高生からサラリーマンまで絶大な人気を誇るこのお店、地元民同士なら語れるとまで言われている知る人ぞ知る人気店です。学校帰りに寄り道して仲間と食べる大盛、社会人になったら追加トッピングが密かな贅沢。そんな地元民の愛されメニューを実食！

駅前大通りを北に向かっていると明るいオレンジの看板を発見！近づくと目的のお店、ちとせの専用駐車場の看板。広い駐車スペースにこのお店の人気ぶりを伺い期待が高まります。お店は駐車場から50mほど離れた国分寺通り沿い。中に入るとズラッと並んだメニューがまさに庶民の味という雰囲気を演出。書かれたメニューの豊富さとリーズナブルさに人気店というのも納得。

町の食堂然とした店内。こう見えて壁の絵馬飾りには昭和45年の日付が。相当な老舗です。

平日11時過ぎの店内には地元のサラリーマンらしき男性客の他、キャリーバッグ持ちの旅行者と思しきお母様方も。駅から近いので通な観光客の方は結構来店されているようです。メニューには中華そばもあるようですが、地元の方が食べているのは圧倒的に焼きそば。私も地元民イチオシという「肉玉」を注文してみます。

＋140円で定食に。このボリュームで710円。コスパは◎です。

焼きそばにででんと乗っかった半熟玉子にたっぷりのお肉。このビジュアルからしてこれはもう美味しいに決まっている！早速箸を付けると、やわらかいがしっかりした麺に絡むソースはマイルドでコクのある風味。肉や紅生姜と絡めて食べるとこれぞ昔懐かしの焼きそばという感じで安心の美味しさ。

一見固焼きに見えても割ってみるとトロトロ半熟玉子。肉の量も申し分なし。

鉄板焼き屋にあるような太くて固めのものでもなく、コシの強いモチモチ麺でもなく、何かが特別に尖っているわけではないのですが、これは肉から野菜、玉子の半熟具合まで全てが「ちょうどいい」ようにできていて食べ進めるほどにじわりじわりと美味しいのです。卓上には“追いがけ用”ソースがあり、途中で濃さを変えたり、自分の好みの味に調整できるのも嬉しいところ。そして意外な伏兵が定食に付いているスープ。ソースの味に飽きたと思った時一口すすってみると大変よく合うのです。
奇抜なものはないけど昔ながらの地元に愛された味。ちとせの肉玉は正攻法でしっかりと美味いのでした。