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暗闇でつぶすと火が出たといわれる三嶋豆♪
馬印三嶋豆
昔の飛騨高山のお土産と言えば「三嶋豆」か「甘々棒」。いつしかグルメの時代になっていろんなものが販売されるようになりました。明治初年創業の長瀬久兵衛では、昔ながらの製法で、今でも炭火を使って商品を仕上げています。原材料に今でもこだわり、原料から1週間も手間暇かけて仕上げた商品は、今でも高山を代表する銘菓として有名です。今回は取材と称し特別に現場を覗かせていただき、そのまま1袋いただいてきました♪
高山観光のシンボル赤い中橋を渡り、突き当りの信号を左に曲がると、老舗らしい雰囲気のお店があります。店の奥には、ステキな中庭が広がり、苔むしたいい雰囲気を漂わせています。お店には、代表銘菓【馬印三嶋豆】のほか、18種類の味付けを変えた新しい商品が並んでいます。手ごろな価格で、試食もあって、いろんな味が楽しめます。
ここの三嶋豆は一見堅そうなのに、口に入れるとサクッとした歯ごたえで、意外と柔らかいのが特徴。サクッとした食感が人気の三嶋豆は北アルプスの水で育った富山県産のエンレイ種という大豆を使用。大豆を水に一昼夜つけたものを丹念に煎り、割れたものを分別したものに、砂糖とでんぷんの溶液を幾重にもかけて仕上げます。これをまたさらに一昼夜乾燥させて仕上げるため、原料からはほぼ1週間かかって作られます。乾燥には今でも炭火を使用していますので、独特の風味が生まれます。昔は暗闇でつぶすとパッと火が出たことから「火打ち豆」の異名がありました。まさに伝統の味がお口いっぱいに広がります。
三嶋豆は元々保存食品。パッケージには「常温保存」と書いてありますが、開封後は輪ゴムで止めて冷暗所で保管してください。でも、このお豆は「あとひき豆」ともいわれるので、一袋くらいすぐになくなってしまいます。
意外なのは、お酒のおつまみに合うこと。「最近、お客様から教えていただいたのですが、ウイスキーのつまみとして食べると、あっという間になくなってしまいました。」とは、店主の弁。
最近はホームページなどで、新しい食の提案をしておられ、お酒のおつまみのほか、紅茶のお供に、ヘルシーフードなどといったキーワードで販売されています。最近発売された「大豆ココア」・「大豆シナモン」は現代人にも合う味付けで、自信をもってオススメします。「黒糖豆」「肉桂豆」などは、漢方薬としてもつかわれる天然素材なので、健康食品としても大変人気です!
2020/10/29 UP 取材協力(有)長瀬久兵衛商肆
馬印三嶋豆本舗
アクセス | 住所:高山市上一之町103 TEL:0577-32-1810 |
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営業案内 | 9:00~17:00 不定休 |
メニュー | 三嶋豆・黒糖豆 小袋¥432/大袋¥648 大豆ココア・大豆シナモン ¥432 肉桂豆 ¥540 ほか |