地元民がとっておきにしている“たばる”な情報を突撃取材!
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爽快な雪原を探検気分で散策
上高地スノーシュー・スノートレッキング
冬の飛騨は真っ白な雪が魅力的。古い町並みや白川郷のように、小京都の味わいやおとぎ話の世界のような雰囲気を楽しむことができる雪景色スポットもあれば、スノーアクティビティも満載!「スキーは滑れない」「雪遊びならどこもいっしょでしょ?」そんな方にご紹介したいとっておきの冬のお楽しみが上高地スノートレッキング。
今日は冬だけのお楽しみ!広がる雪原を爽快に歩く上高地スノートレッキングのガイド付きツアーに参加したレポートをお届けいたします!
毎年11月中旬から翌年の4月中旬まで、上高地はひっそりと冬篭りをしています。川や池は凍り木々は雪の花を咲かせます。閉ざされた銀世界は人を寄せ付けない自然の宝庫。そんな上高地に、プロの山岳ガイドがついて「スノーシュー」というかんじきのようなものを足に付けて歩くツアーがあります。毎年行われる冬だけのお楽しみ、“上高地スノーシュートレッキングツアー”です。
ツアーバスで行けるのは上高地の入り口にある「釜トンネル」まで。ここからトレッキングスポットまでは歩きで行きます!別世界へ抜けるトンネルはまさに冒険の始まり。期待と不安を胸に、トンネルの登り道をヘッドランプの明かりを頼りに歩きます。30分ほどでトンネルを抜けると辺りは真っ白な銀世界。運動不足の私には少ししんどいけれどいい散歩でした♪寒さに一気に身が引き締まりましたが、それでも歩いていると少し汗ばむことも。トレッキングスポットまではもう少し。まだスノーシューはザックに付けたまま。
そのまま除雪された車道を進んでいき、カーブを曲がると思わず歓声を上げたくなるような雄大な白銀の穂高連峰が目の前に!さらにしばらく進むと大正池の畔へ。水面に写った白い山の姿があまりに見事で鏡のよう!その美しさにみんな思わずシャッターを切ります。向こう岸のカラマツには霧氷がついて幻想的な風景です♪
大正池ホテルの脇でちょっと休憩。ここからいよいよスノーシューを履いてさらに奥へ田代池をめざして進みます!
湿原が近づく頃には六百山の頂から陽が差し始めて、運がよければダイヤモンドダストが見えることも!田代池から梓川の岸を河童橋へ向かいます。この頃にはスノーシューにも慣れてきて、途中でルートを外れてみんな思い思いに新雪の上を歩き出します。まだやわらかい新雪を「ズボっ!」っと踏みながら歩くのは新鮮な体験(笑)。気に入ったポイントでシャッターを切る人、ガイドさんに自然の秘密を教えてもらう人、野生動物を探す人。みんなそれぞれの方法で銀世界をたっぷり満喫。真っ白な上高地を独り占め♪
河童橋では穂高連峰をバックに参加者で記念撮影。強風に雪煙が舞う稜線が圧巻です!その後はバスターミナルに戻ってランチタイム。スタッフさんが淹れてくれたコーヒーでほっと一息♪
ランチが終わればいよいよ帰り道。バスターミナルから大正池へ続く平坦な道をてくてくお散歩。ちょっと単調なコースですがしっかり目を凝らすとお猿さんの群れが休んでいることも!大正池まで戻ってきたらもうひとがんばり。帰りのトンネルを押されるように早足で下ると出発の釜トンネル入口へ。今日の行程は13km、休憩を含む所要時間は約7時間。普段オフィスでだらだらしている私には少々しんどいコースでした(^_^;)
でも、心に残るような素晴らしい上高地の風景と野生動物、一緒にツアーに参加した人たちやスタッフさんとの会話、ガイドさんに教えてもらった自然の秘密に冬にならないと行けない湿地帯の奥、とても感動することが多くてまた来たいと思えるツアーでした。
みなさんもぜひ冬しか楽しめないこのワクワク感と感動を満喫してみて下さい!
今回ご紹介させていただいた上高地スノートレッキングツアーは毎年開催している人気のツアー。「大自然の偉大さに感動」「シーズン期の上高地とは別世界!」「シーズンだと歩けない湿原部分を歩くことによって違う景色が見られた」「体力的に心配だったけど、ツアーサポートの皆さんのおかげで安心して楽しむことができた」など大好評のこのツアー!スノーシューは持参しなくてもレンタルできるので大丈夫♪高山グリーンホテル主催のツアーなら前日の夜にレクチャーも。
2016/12/26 UP
上高地スノートレッキング
アクセス | 高山濃飛バスセンターから松本行特急バス中の湯下車(所要約1時間10分) マイカー利用の場合は、さわんど駐車場もしくはあかんだな駐車場よりバス・タクシーを利用 |
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高山グリーンホテル宿泊部 中村 研
高山グリーンホテルのツアー事業部「高山グリーンツアー」主催のトレッキングツアーで、山岳ガイドをフォローするポジション。他の登山ツアーなどにもスタッフとして参加しています!