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絶景の雲海ポイント!

飛騨の朝霧

白川郷

地元で懇意にさせていただいているプロのフォトグラファー比呂池さん。毎回とっても素敵な写真を提供してくれる比呂池さんに何かたばる情報はないか伺ってみたところ、高山で雲海が撮影できる絶景ポイントがあると教えてくれました!地元民でもツウな人しか知らない本当に「たばる」なプロのとっておき情報。カメラ好きは要チェックです!

飛騨地方では秋から冬にかけて、全国的に天気が良い日でも、午前中は霧が出たり、または曇っている時があります。天気予報が外れたのではなく、お昼近くになると天気が良くなる前ぶれで、地元のお年寄りは「今朝は霧ごんどるで、いい天気になるぞ~」とよく言います。
この霧のことを気象用語では「放射霧 または 盆地霧」と言いますが、飛騨地方では「朝霧」と呼んでいます。
それでは早速高山市周辺の朝霧を望める名所をご紹介します!

その1 大阪峠(高山市国府町:標高955m)

高山市国府町から上宝町へ通じる峠で、地元では通称名の「十三墓峠」の方がおなじみです。戦国時代、戦に敗れた城主の後を追って、この峠で自害した13名の家臣を村人が葬ったことから呼ばれています。峠道を走る自動車の窓からでも雲海が望めるので朝のドライブスポットとしてもおすすめですが、脇見運転には要注意です。

大阪峠

【車での行き方】
高山グリーンホテルから約21km、
車で約40分
※時間は目安であり天候交通状況等により変わります

その2 安峰山(飛騨市古川町:標高1058m)

飛騨古川の町の北東から登山道がありますが、山の北側からは林道があり、展望台がある山頂まで車で上れます。見通しが良い時は白山(標高2702m 岐阜・石川県境)が望め、古川の町を走る自動車の音やJR高山本線の列車が走るゴトンゴトンという音が雲海の下から響いてきます。

  • 安峰山

安峰山の登り口
【車での行き方】
※時間は目安であり天候交通状況等により変わります

安峰山
【車での行き方】
  • ・上記の登り口からさらに林道を約4km、
    車で約20分
  • ・林道の幅員は狭くガードレールはなく対向車とすれ違う場所は限られます。
  • ・林道終点に駐車場あり
  • ・駐車場から展望台まで徒歩30m
※時間は目安であり天候交通状況等により変わります

その3 松倉山(高山市:標高856m)

飛騨民家の博物館「飛騨の里」(高山市上岡本町1-590)の奥から通じる林道があり、林道の頂上には駐車場やトイレが整備されています。山頂へは駐車場から徒歩で300mです。雲海の上には飛騨山脈(北アルプス)の峰々が望め、左から笠ヶ岳(標高2897m)・槍ヶ岳(標高3180m)・穂高連峰(標高3190m)・焼岳(標高2455m)・乗鞍岳(標高3026m)、雲海の下には高山の町が広がっています。
戦国時代は松倉城がありましたが、現在は本丸跡・矢倉跡・旗立岩などの堅固な石垣だけが残り、当時の様子がしのばれます。

  • 松倉山

ブロッケン現象

「ブロッケン現象」が見れるかも!?
ブロッケン現象は太陽の光などが背後からさしこむことで、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象です。山岳の気象現象として有名ですが特定の条件化でないと発生しない珍しい現象です。撮影時には霧が晴れる時にブロッケン現象が見られました!

【車での行き方】
  • 高山グリーンホテルから約5km、
    車で約15分 + 徒歩5~10分
  • ・途中から林道となり、幅員は狭くガードレールはなく対向車とすれ違う場所は限られます。
  • ・林道頂上に駐車場とトイレあり
  • ・駐車場から山頂まで徒歩300m
  • ・林道は冬季除雪されません。
※時間は目安であり天候交通状況等により変わります

その4 鈴蘭高原(高山市朝日町:標高1325m)

別荘地とゴルフ場で有名な鈴蘭高原、東方向に展望が広がっているため、雲海に浮かぶ御嶽山(標高3067m 岐阜・長野県境)とご来光を望むことができます。

鈴蘭高原

鈴蘭高原の日の出

日の出前は雲海の上面は平らですが、日の出とともに雲海が動き出します。

ご来光の際には樹木に注目!

ご来光の際には樹木に注目!
雲海に覆われていた樹々の枝には霧氷がつき、朝日が当たりキラキラと輝きます。

【車での行き方】
高山グリーンホテルから約37km、
車で約1時間20分
※時間は目安であり天候交通状況等により変わります

地元民とっておきの雲海写真いかがでしたでしょうか?カメラ好きの方はドライブがてら撮影にチャレンジしてみてください♪ 最後に「なんで高山周辺で雲海(朝霧)が発生するの?」という疑問をお持ちの方のために、簡単に解説させていただきます!

放射冷却

晴れた日中は地面から出る放射熱より日射(太陽光)の方が多いので地表の温度は上がりますが、夜間は地表から上空に向かって放射熱が出て行くため地表の温度は下がります。雲がある時は地表から出た放射熱が雲に吸収され、その放射熱の一部は雲から地表に向けて戻るので、雲がない時の方が地表の温度はより下がります。これを「放射冷却」と言います。放射冷却で温度が下がると、空気中の水蒸気は浮遊する微小な塵に集まり小さな水滴(雲粒)ができます。雲粒がさらに集まると「雲」になり、地上に接すると「霧」になります。

雲海が見られるしくみ

高山市内は周囲を山に囲まれた盆地の底にあり、冷気は重たいので山を下り盆地に集まり、霧(または雲)はさらに増えます。また、盆地は風が弱く発生した霧(または雲)はお昼近くまで留まり続けます。高山市内が朝霧の中に沈んでいる時、周囲の高い山に登ると盆地を埋め尽くし一面に広がる雲海を望むことができます。

フォトジェニック満載の雲海は、飛騨の地形と関係がある「高山ならでは」のポイントだったんですね!皆様も高山にお越しの際にはぜひ「飛騨の朝霧」を撮影してみてください。

今回のたばるネタを提供してくれた地元民

池戸さん

フォトグラファー 池戸比呂志(いけどひろし)さん

高山市にある「比呂池写真事務所」のカメラマン、フォトグラファー。静物から自然、風景など様々な写真を手がけており、市内の撮影ポイントやガイドブックに載らないツウなスポットにも精通。

雲海

【雲海撮影のコツ】

朝霧撮影は秋から冬の、前日に雨が降った翌朝が狙い目です。特に天気予報で全国的に晴天で飛騨地方は午前中曇り、午後から晴れて風が弱いとなっている日は出やすいです。朝起きた時に曇りや霧雨が降っていたら、それらがすでに発生している朝霧かもしれません。
午前10時~11時頃までは出ているので、深夜や早朝に出発しなくても大丈夫。目的地が霧の中で視界がきかなくても、時間とともに朝霧の上面が下がり視界が広がる場合もあります。

【プロの撮影アドバイス】
・レンズは標準~望遠、望遠ズームが便利。
・太陽があたると朝霧の上面が変化し、様子が刻々と変わるので何枚も撮影しましょう。
・画面には朝霧だけでなく山の稜線を入れましょう。朝霧がより引き立ちます。
・近景に目の前の木立、中景に朝霧や稜線、遠景に盆地の反対側の山を入れましょう。
スケール感が出ます。

2016/2/1UP 取材協力:比呂池写真事務所

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