地元民がとっておきにしている“たばる”な情報を突撃取材!
- グルメ
- まちなか
- ランチ
- 通年
地元に愛される飛騨そば
大黒屋の天ころ蕎麦
水の美味しい飛騨では、昔から蕎麦作りが盛ん。高山市街にも美味しい飛騨そばを提供する店がたくさんありますが、中心地からちょっと離れた所にも地元民が通うおすすめのお店があります。
今日はそんな地元民のお昼処として親しまれる蕎麦屋「大黒屋」をご紹介します!
高山陣屋から10分ほど歩くと、看板に七福神の”大黒さん“がちょこんと施されたお蕎麦屋さんが見えてきます。暖簾をくぐるとカウンターとテーブル、奥には座敷があり、座敷の手前には小さなコタツ席もあります。寒い冬のお昼には、一度この席に入ったら昼休みが終わるまで動けなくなってしまう人もいるのだとか(笑)
今回は仕事仲間4人で奥の座敷に座ります。
卓上メニューはおもて面が一番人気の天ぷら(かき揚げ)蕎麦やざる蕎麦などの各種蕎麦メニューで、裏面がうどん。通の間で密かに人気のカレーうどんや鴨南蛮も載っています。
「貝柱の天ぷら蕎麦をころ(冷やし)で3つとカレーうどん下さい」
寒い日は温かいお蕎麦も良いですが、食感や風味を楽しむならやっぱりころが良いです。ここの天ぷら蕎麦はかき揚げで、満足のいくボリュームとサクッとした食感で一番人気になっています。
もちろんお出汁が美味しいのでうどんにも自信あり。仲間の頼んだカレーうどんなんかは隠れた人気メニューだったりします。
談笑しながら待つこと10分ほどでどんぶりが運ばれてきました。
大きなかき揚げがドン!と鎮座したルックスは腹ぺこの自分には大変魅惑的♪早速出汁に浸してかぶりつきますが、サクッとした食感と貝柱の旨味で口の中がいっぱいになります。
そのままかき揚げの下に埋もれるように入っている蕎麦を箸で持ち上げて口に運ぶと、今度はしっかりした歯ごたえと蕎麦の風味が広がります。
「美味いな~」と思いながらしばし無言で食べ進めていると、女将さんが蕎麦湯を持ってきてくれました。
あらかた食べ終わったどんぶりに蕎麦湯を注いで程よい濃さになったところで最後の〆。ここの蕎麦湯はとろみが強く、出汁と混ぜて飲むとお腹も気分も一気に満足出来ます♪
食べ終わったところで女将さんにちょっと話を伺います。
「この蕎麦湯トロっとしていて美味しいですねー」
「それは蕎麦を茹でるのとは別に専門に作ってるからね。だから蕎麦以外のメニューを頼んだ人にもみんな出してますよ」
普通のお店は蕎麦を茹でたお湯をそのまま蕎麦湯として提供する所が多いかと思いますが、このお店はわざわざ蕎麦湯だけ別に作っているそう!こだわりですね。
「出汁にもこだわってるし、蕎麦作りの修行も、昔古い町並みの”手打ちそば恵比寿本店“で働いていて、独立してこのお店を持ったんです」
恵比寿と言えば前に紹介した老舗のお蕎麦屋さんです!なるほど、それで恵比寿に対して”大黒“なんですね!
昔お蕎麦を食べに来ていた子供も今では社会人になって、お昼休みにお蕎麦を食べにやってくるそう。すっかり地元民のお昼の定番になってますね^^
私もこれからも定期的に通わせて頂きます!
2019/04/03UP 取材協力:大黒屋
大黒屋
アクセス | 岐阜県高山市天性寺町2 TEL: 0577-35-1227 |
---|---|
営業時間 | 10:00~20:00 |